仲良くしていただいている大先輩の音楽プロデューサーF氏が
北京オリンピック日本代表選手団公式応援ソングをプロデュースした。
小田和正、佐橋佳幸、トータス松本、中孝介、岡平健治(ex.ジューク)、
佐藤竹善、平原綾香、藤井フミヤ、BONNIE PINK、松たか子、宮沢和史。
この1曲に、これだけの豪華なアーティスト達が参加している。
「笑ってみせてくれ」/BAND FOR "SANKA"と名付けられたこの応援歌は
まさに日本版"WE ARE THE WORLD"といった趣き。メロディもアレンジもいいし
何より歌詞が素晴らしい。作詞も作曲も、トータス松本・佐橋佳幸・小田和正の
3人が連名になっている。
「背負わないで そして最後には 笑ってみせてくれ」というサビを聴くと本当にグッとくる。
オリンピックと聞くと無責任な視聴者である僕達はついつい過剰なまでの“勝ち”や
“金メダル”を期待してしまい勝ちだけれど、そんな日本中に溢れる期待を背中に感じ
ながら戦う選手達は、一体どれだけのプレッシャーの中でひとつひとつの試合に臨んで
いるんだろう?計り知れない。
「オリンピックは、参加することに意義がある」という言葉が昔あった。
あの舞台に日本代表として出場できるだけでもスゴイことなんだ。
たくさんの目に見えないプレッシャーを背負いながらも最高のパフォーマンスを
しようと努力できることが尊いんだ。そんなことを教えてくれた至言だと
僕は思う。
ところがメディアは金メダルが取れなかったことを妙に「悲しい」「一体何が
悪かったのか」などと誤った方向に煽り過ぎている気がしてしょうがない。
今回の北京オリンピックの最初のほうなんか特にそうだった。一方、負けて
しまった選手も病的なまでに落ち込んだ表情でカメラに向かって「ごめんなさい」
と言ったり、金色ではないメダルを獲得した選手ですら終始浮かない表情で
インタビューに応えたりしていた。僕は、何か間違っている気がしてしょうがなかった。
これは今の日本社会をものすごく顕している出来事だと、僕は思う。
「努力ではなく結果が大事」。そりゃそうかもしれない。でも、結果がどうであれ
努力をする姿勢が尊いことに変わりは無いはずだ。その努力には胸を張るべきだと
思う。そして周囲がその努力をきちんと評価してあげることもとても大切なコトだと思う。
極端な“結果至上主義”は、殺伐とした空気と非情、そしてウソを生み出すことが多い。
資本主義の持つコワイ部分だと僕は思う。
「笑ってみせてくれ」を聴いていると、自然とやさしいキモチになれる。
厳しい競争の中で必死に努力している人に、胸を張らせるチカラを持っている。
数ヶ月前、この曲のレコーディング終盤に差し掛かっていたF氏から
「この曲でいいプロモーションビデオを創りたいんだけど、誰かいい人いないかな?」と
連絡をもらった。僕はその時にもらったまだミックスダウンされていない曲を聴いて
涙がこぼれた。素直にココロから感動したし、F氏はやっぱりすげえなあと思った。
そして僕は、この曲のために最高の努力をしてくれるであろうビデオ制作スタッフを
F氏に紹介した。そのスタッフでプロモーションビデオは制作され、最高の仕上がりに
なった。F氏からも「すげえよかったよ!ありがとう!」とお褒めの言葉をもらい、
僕はまたちょっと涙を浮かべてしまった。こういう風に、素の自分の中にある感性・感情を
素直に発揮して結果へと結びついてゆく仕事はなかなか少ない。
現在このプロモーションビデオは、Yahoo! Japanのトップページ左下からリンクされた
「北京オリンピック特別ページ」でフルサイズで見ることが出来ます。ぜひ見てください♪
見えない注目と期待を一身に背負う経験を持つアーティスト達とスタッフだからこそ創れる、
すばらしい「賛歌」です。もちろんビデオには、すべての参加アーティストが出演されています。
☆直接「北京オリンピック特別ページ」へ行く方は
コチラからどうぞ↓
http://ganbare-nippon.yahoo.co.jp/☆CDはコチラ↓
蛇足ですが・・・(笑)
このCDはワーナーミュージックジャパンから発売されています。
このレコード会社はF氏、そして僕がかつて90年代前半まで在籍していた会社です。
こんなところにも何となく目には見えない繋がりを感じていますが・・・
もうちょっとプロモーションをしっかりやってくれませんかねえ、ワーナーさん(苦笑)。
この曲はしっかりお客さんの耳に届けて、ビデオを見てもらうことが出来たら
とてもいいバイブレーションを日本国中に届けることが出来ると思いますよ。