2000年11月。インターネット上のBBSで、「2036年から来たタイム
トラベラーである」と自称する男性からのカキコミが始まった。
彼は自らをジョン・タイターと名乗り、1998年生まれであると告げた。
彼からのカキコミはその後約5ヶ月間続き、近未来で「起こった」様々な
出来事を綴った。
フィクションではありません。
知っている人は知っている、知らない人はぜんぜん知らないでしょうね。
ジョン・タイターに関する情報は
コチラをご覧下さい(Wikipediaへジャンプします)。
彼がネット上に書き残した「未来で“起こった”出来事」の中に、
「世界オリンピックは2004年度が最後になり、2040年にようやく復活する」と
いうものがあります。2004年は前回開催されたアテネ大会。その4年後である
今年2008年・・・夏に開催予定の北京オリンピックが、現在チベット問題を主な
理由に大きく揺れ、平和な開催が危ぶまれています。そして、
国々を繋いで行われる聖火リレーは、様々な反対・阻止行動にあっています。
ジョン・タイターが本当に「未来からの訪問者」だったのかはわかりませんが、
彼が書き残したように、今年から数十年の間、オリンピックは開催されなく
なってしまうのでしょうか?
ところでこの、現在世界中で活発化している「北京オリンピック阻止行動」。
なにかこう・・・僕には腑に落ちない部分があります。
きちんとした理論と信念と裏づけに基づいた抗議行動をしている人々の外側で、
ただ情報を鵜呑みにし、集団ヒステリック的に行動する人々の数が世界レベルで
急激に増加しているように思えてならないんです。そんなことありませんか?
人は何かひとつのきっかけで、盲目的集団行動に走り勝ちな生き物です。
わかりやすいキャッチコピーで扇動され、集団心理でパニック行動を起こしやすい。
何か商売上のことであるならばまだ許されますが、これが「社会行動」の範囲での
ことならば・・・行動に走る前に、まず情報の真偽を見定めなければなりません。
その上で自分が「是」と思うなら、行動を起こせばいい。社会行動をする場合、
その行動には「信念」「責任」「裏づけ」が伴わなければいけない。僕はそう思うのです。
本当にチベット問題を解消したいと思うのであれば・・・この問題を根本的に解消
できる方法・道を編み出し、活動しなくてはならないのでは?と僕は思います。
そしてそれよりももっと大事なのは、実際チベットの方々が本当にどうしたいと
思っているのか、その民意を尊重しなければならないということです。
聖火リレーの阻止行動は、単なる「抗議行動」にしかなり得ません。抗議行動を
起こすこと自体は悪いことではないにしても、それは根本的な「解決」とは
なり得ないし、何より「力づくの抗議行動」は得てして、無駄な血を流すことに
つながり勝ちですから、議論の相手に対してこちらが付け入られる要素を与えて
しまうことにもなり得てしまいます。
ジョン・タイターの書き残した近未来。もしもその通りになってしまうとしたら
今後約10年の間に世界は大きく変わってしまうようですが・・・
過去の史実にもあったように、それはすべて、人間が間違った社会行動をした
結果なのではないでしょうか?
僕がつい最近になって知った事実で、こんなものもありました。
京都議定書で各国別に定められた温室効果ガスの削減目標。この目標を
達成出来そうに無い企業が、ラクラク達成し余力のある企業からその余力分を
取引して買い取ることで、クリアしたことにしてしまおうという動きが活発化して
います・・・「排出量取引」なんて言葉とシステムが、いつの間にか出来上がっていた。
国際的に地球をクリーンに戻してゆこうと高らかに謳った京都議定書は結局、
「金を払えばやったことにしてOK」なんて、茶番にもならない結末になっているのです。
*京都議定書に関しては
コチラ(Wikipediaにジャンプします。排出量取引の説明もアリ)。
世界レベルで、人間という生き物は本当におかしくなっている。
そんな気がしてなりません。
ジョン・タイターに興味を持った方には、こんな書籍も出ています↓
こういうものに「予言」という言葉を使うのはどうかと僕は思いますけどね(苦笑)。