作詞家・音楽プロデューサーのMINAMI KAZUHOが書き綴るノーコンセプトブログ。
みなさん、最近音楽聴いてますか?
あるいは、何か目的を持ってCDショップへ行ったりしますか?

いやあ、僕はさっぱりです。

もちろん仕事ですから行きはしますよ。ええ、ええ。
でもプライベートだったらどうかというと・・・
DVDを買いに行ったり見に行ったりはするんですけどねえ。
映画館には行くんですけどねえ。
美術館にも行くんですけどねえ。
CDショップは全然です。

今日も友人とそんな話をしていたのですが
なんだかね、「CDショップでCDを買う」という行為って
もの凄く時代遅れのような気がしてるんですよ、ここ数年。
CDって、買わなきゃいけないの?みたいな感覚。

例えば観覧無料のイベントライブをたまたま見て、
ああ、いいなあ、この人たち。
って思ったとき、そこでCD即売なんかしてたら僕は買っちゃいます。
で、家に帰ってじっくり聴きながら・・・ウェブで調べてみたりね。
それでもっと気に入ったら、ライブを調べて脚を運んだり、
他にCDが出ていればネット通販で買ってみたり。
そんな感じ。

昔(20〜30年ほど前)は音楽って最高のエンタメでした。
テレビでも歌番組、たくさんやってたし。
映画も今ほどには大したことなかった。

今テレビを席巻しているのは、やっぱりお笑い・バラエティだよね。
そして映画人気もDVDの普及が良く作用して、完全復活しちゃった。
音楽CDってのは正直今の時代にはあまり求められていないように
思うんだ。どうせならライブとかも含めて、もっと見せにいかなきゃ。
音だけで感動を与えるのは、今の時代なかなか難しいと思う。
なぜなら、テレビ・映画・インターネット・携帯電話・・・今の時代で
主流になっているこれらのメディアは、すべて目から情報を取り入れる
ツールなんだから。

音楽やってる人は、もっとエンターテイメントしなきゃいけないと思う。

どんなに綺麗なCDジャケットを作ったって
どんなに金のかかったプロモーションビデオを作ったって
見る機会がなけりゃ、感動だってしてくれないんだよ、誰も。

人がたくさん居るところでパフォーマンスして初めて、
興味を持ってくれる人が捕まえられるかどうかの土俵に立てる。
CDショップに商品を置いておく行為は、残念ながら
なんとなく人知れずブログをひっそりと作って、偶然そこを覗いてくれる人を
待っているのと同じようなものなんだよね。
プロモーションビデオを流すのも同じこと。

人は対峙してはじめて、感情を動かされる。
だからこそ、パフォーマーと呼ばれる人達は、身なりにも言動にも
最善の注意を払う。

人を好きになるって、そういうことだよね。
音楽アーティストだって同じことさ。
ライブで伝えるのは音楽だけじゃない。
人間性やその人の持つ個性まで、伝えられるものなんだよ。
そしてそれらは、物言わぬCDや演出されたプロモーションビデオには
決して伝えることの出来ないものなんだと思うんだ。

これからの時代、音楽だけで勝負しようとする人は生き残れないし
世に知られる前に脱落する可能性が高いと僕は思う。

などとやっぱり、思うんだよな。
一度音楽業界を離れた時期がある僕は、たぶんとても冷静に
いま自分の居る業界を見ることが出来ている気がする。

さあ。
この僕の考えが正しいかどうか、10年後をお楽しみに・・・
って、僕がいちばん楽しみなんですがw。
 

テーマ:音楽 - ジャンル:音楽

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プロフィール

mkazuho

Author:mkazuho
MINAMI KAZUHO(南一帆):作詞家・音楽ライター・コピーライター。MINAMI KAZUHOは文筆活動時のペンネームで、音楽プロデューサーとしては本名を名乗っている。80年代後半の大学在学中に本格的なバンド活動を行う中でプロダクションに所属。アーティスト活動と平行して作詞提供を行い数々のヒットに携わる。大学卒業間際にバンドを解散、その後レコード会社に勤務し音楽制作ディレクターとして活躍。現在もプロデューサーとして良質な音楽とヒット作りに邁進中。2009年には音楽業界歴20周年を迎える。趣味はF1観戦・映画鑑賞(ティム・バートンものに目がない)・美術館巡り・クロースアップマジック、そしてもちろん音楽鑑賞。THE BEATLES・PHIL COLLINS・RUSH・AEROSMITH・ROXY MUSICその他を愛する雑食系洋楽オタクでもある。 (Photo by JUN ABE)

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