作詞家・音楽プロデューサーのMINAMI KAZUHOが仕事に関係なく書き綴る音楽と社会批評のブログ。
カミさんからクリスマスプレゼントをもらってしまった(笑)。
昔のフィルムを現代最高峰技術で補正・修正し、出来上がった当時の
色彩・仕上がりを再現したという2枚組みDVD。
THE BEATLESの「HELP!」だ。

ザ・ビートルズ ヘルプ!〈スタンダード・エディション〉ザ・ビートルズ ヘルプ!〈スタンダード・エディション〉
(2007/11/07)
ザ・ビートルズ、エレノア・ブロン 他

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映画自体についてはこれまでいろんな人がいろんなコトを書いて
いるので割愛しますが、僕はこれが1965年に作られたということ、素直に
感動しました。新曲7曲をまず映画で世に発表するという斬新なアイデア。
このアイデアはあらためてすげえです。だって当時はまだミュージッククリップが
無かった時代ですからね。

ビートルズにとってこの映画は「A HARD DAY'S NIGHT」に続く2本目だった。
そして1本目も2本目も、映画の主役はリンゴ・スター。大人気だったポールや
ジョンではなくリンゴ。このあたりも非常にセンスいいよなあ。
しかもリンゴ、意外に演技うまいしさ。ジョージも何気にスタントっぽいことを
こなして頑張ってるし。ツートップであるポールとジョンだけでなく、リンゴと
ジョージの魅力を引き出すことで、バンド全体の格が上がってる。
すばらしい。

映画自体の内容はまあ・・そんなにスゴイものではないんですが(笑)
設定やファッション、大道具から小道具に至るまで、センスが本当に良い。
カメラアングルも、現在の僕らが見ていても斬新なカットがあるし。

2枚目のDVDは、当時のスタッフや出演者へのインタビュー。
「撮影現場では大麻が大流行だった」なんて発言もあり、大爆笑(笑)。
ここまであからさまなのもすごいなあ。いくら時効話とは言え、ここまで
開けっ広げな発言、日本ではありえませんなあ。

この映画のタイトルソングである「HELP!」ですが、もちろんビートルズの
代表的な曲の一つですよね。しかし「HELP!」、ビートルズの曲が先にあったかと
思いきや実は映画のタイトルが先で、これにあわせてジョンが速攻で曲を
作ったのだそうな。

僕がビートルズの曲を初めて聴いたのは小学生。3つ上の兄の影響でした。
そのとき真っ先に気に入ったのがこの「HELP!」。今聴いてもやっぱりすげえ。

その後いろんな音楽を聴いて育ち、音楽の商売をするまでになったけれど
ビートルズだけには特別な想いがあるんですよね。あの人たち(もちろん
ジョージ・マーティンなどのスタッフも含めですが)は、エンターテイメントを
創り出す最上の空気感と想像力と創造力と好奇心を持っていたんじゃないかって。

目指したいところです。

などと文章にすればマジメに見えますが、年末休暇に入って今日で2日目。
2日とも、ベッドで気を失っている時間のほうが圧倒的に長い私です(笑)。

2007年も残すところ本当にあと僅か。
皆様、よいお年をお迎えくださいね!

MINAMI KAZUHO

テーマ:The Beatles(ビートルズ) - ジャンル:音楽

40歳の聖夜の気分はこんな感じ。
King For A Day / Thompson Twins



IF I WAS KING FOR JUST ONE DAY
I WOULD GIVE IT ALL AWAY
I WOULD GIVE IT ALL AWAY TO BE WITH YOU
IF I WAS KING FOR JUST ONE DAY
I HAD JUST ONE THING TO SAY
YOU KNOW THAT LOVE IS
ALL WE NEED TO GET US THROUGH

20年近く音楽の仕事をしてきましたが
今でもまだ
大金をもたらすためにヒットを飛ばそうと努力することと
誰かのこころを震わせるためによい曲にしようと努力すること
一見相反していないように見えて実は相反する事の多い
これら2つが共存するこの仕事に戸惑う瞬間があります。

現在プロデュースしているユニットが今日、横浜でライブを
したのですが、そのステージを見ていて、答えが判りました。

虚業でなければ大丈夫。
きちんと感動させられるものをウソ無く創っていれば
その2つはきちんと共存するんだよね。

人間を相手にしている限り
愛こそがすべて。
 
HAPPY X'MAS TO YOU ALL
HAPPY X'MAS TO US ALL...

テーマ:今日のつぶやき。 - ジャンル:日記

僕、来月また一つ歳を重ねるんですよねー。びっくりです。

なにがびっくりかと言いますと、なぜか僕は小さい時に
「自分は38歳で死ぬ」と思い込んでいた時期がありまして。
なんで38歳だったのか、なんで死ぬなんて思っていたのか
いまだによくわからないんですがw。
その予定からもうすでに数年経ってしまいました。

現在40歳。これまでを振り返ると、長いようで短かった。
そんな印象です。
しかし、その「長いようで短かった期間」をもう1回繰り返すと
80歳なんですよね。ひょっとしたらそこまで生きてはいないかも
しれない。そんな歳になってしまったんですねえ。

今、とても幸せです。
いい音楽やいいアーティスト、いい家族に恵まれてます。
それでも毎日「もっともっと」と思いながら生きていたりして。
もう少しラクに暮らせたらいいのになあ、とも思いながら。

人は何のために産まれ来て、何のために生きているんだろう?
最近そんなことをよく考えます。
死んだら金なんか持っていけないしね。
いい行いをしても、結局は死んじゃうんだしね。
何のためなんだろうなあ。

別に哲学や宗教に興味があるわけではありませんw。

年齢ってもの。年齢という、昔昔、誰かが考え付いた概念。
この概念のために、面倒なことになることも多々ありますよね。
いい歳して・・・なんて言われるのがいい例ですが、
関係ないじゃんね、本当は。

音楽を続けたければ続ければいい。
辞めたくなったら辞めればいい。

こんなことを言いながら僕も実はこの「年齢」という概念が
気になって気になって仕方が無いのですが・・・

幾つになっても、したいことはしようと
思っています。

なんだかヘンな日記だなw。
 

テーマ:今日のつぶやき。 - ジャンル:日記

みなさん、最近音楽聴いてますか?
あるいは、何か目的を持ってCDショップへ行ったりしますか?

いやあ、僕はさっぱりです。

もちろん仕事ですから行きはしますよ。ええ、ええ。
でもプライベートだったらどうかというと・・・
DVDを買いに行ったり見に行ったりはするんですけどねえ。
映画館には行くんですけどねえ。
美術館にも行くんですけどねえ。
CDショップは全然です。

今日も友人とそんな話をしていたのですが
なんだかね、「CDショップでCDを買う」という行為って
もの凄く時代遅れのような気がしてるんですよ、ここ数年。
CDって、買わなきゃいけないの?みたいな感覚。

例えば観覧無料のイベントライブをたまたま見て、
ああ、いいなあ、この人たち。
って思ったとき、そこでCD即売なんかしてたら僕は買っちゃいます。
で、家に帰ってじっくり聴きながら・・・ウェブで調べてみたりね。
それでもっと気に入ったら、ライブを調べて脚を運んだり、
他にCDが出ていればネット通販で買ってみたり。
そんな感じ。

昔(20〜30年ほど前)は音楽って最高のエンタメでした。
テレビでも歌番組、たくさんやってたし。
映画も今ほどには大したことなかった。

今テレビを席巻しているのは、やっぱりお笑い・バラエティだよね。
そして映画人気もDVDの普及が良く作用して、完全復活しちゃった。
音楽CDってのは正直今の時代にはあまり求められていないように
思うんだ。どうせならライブとかも含めて、もっと見せにいかなきゃ。
音だけで感動を与えるのは、今の時代なかなか難しいと思う。
なぜなら、テレビ・映画・インターネット・携帯電話・・・今の時代で
主流になっているこれらのメディアは、すべて目から情報を取り入れる
ツールなんだから。

音楽やってる人は、もっとエンターテイメントしなきゃいけないと思う。

どんなに綺麗なCDジャケットを作ったって
どんなに金のかかったプロモーションビデオを作ったって
見る機会がなけりゃ、感動だってしてくれないんだよ、誰も。

人がたくさん居るところでパフォーマンスして初めて、
興味を持ってくれる人が捕まえられるかどうかの土俵に立てる。
CDショップに商品を置いておく行為は、残念ながら
なんとなく人知れずブログをひっそりと作って、偶然そこを覗いてくれる人を
待っているのと同じようなものなんだよね。
プロモーションビデオを流すのも同じこと。

人は対峙してはじめて、感情を動かされる。
だからこそ、パフォーマーと呼ばれる人達は、身なりにも言動にも
最善の注意を払う。

人を好きになるって、そういうことだよね。
音楽アーティストだって同じことさ。
ライブで伝えるのは音楽だけじゃない。
人間性やその人の持つ個性まで、伝えられるものなんだよ。
そしてそれらは、物言わぬCDや演出されたプロモーションビデオには
決して伝えることの出来ないものなんだと思うんだ。

これからの時代、音楽だけで勝負しようとする人は生き残れないし
世に知られる前に脱落する可能性が高いと僕は思う。

などとやっぱり、思うんだよな。
一度音楽業界を離れた時期がある僕は、たぶんとても冷静に
いま自分の居る業界を見ることが出来ている気がする。

さあ。
この僕の考えが正しいかどうか、10年後をお楽しみに・・・
って、僕がいちばん楽しみなんですがw。
 

テーマ:音楽 - ジャンル:音楽

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プロフィール

mkazuho

Author:mkazuho
MINAMI KAZUHO(南一帆):音楽プロデューサーとは別名義の南一帆(MINAMI KAZUHO)は作詞家としてのペンネーム。最近はプロデュース業が忙しく、ゴースト以外は全然書いてないかも(笑)。代表作は「いま あの風になれ/渡辺直由(花王サクセスCMソング)」「BEHIND YOUR LOVE/湯原麻利絵(テレビ東京・ゲームWAVEエンディングテーマ)」「WHO? HE, WHO?/GUSTY BOMBS(フジテレビ冒冒グラフテーマソング)」などなど。愛煙家だが咥えタバコで歩く人が大嫌い。数年前に前田知洋氏をきっかけにクロースアップマジックに魅せられ、趣味が嵩じた最近は自らプチ・マジシャン中。

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