作詞家・音楽プロデューサーのMINAMI KAZUHOが仕事に関係なく書き綴る音楽と社会批評のブログ。
 
ここ数日、自宅の固定電話に見覚えの無い市外局番からの電話が来る。

うちはナンバーディスプレイにしてあるから見覚えの無い番号からの
電話には出ないし、留守電にメッセージを残してもらえない限り一切
こちらから電話をすることはない。

ここ数日かかってくるそのヘンな電話番号の主は、もちろん留守電にも
何もメッセージを残してはくれない。

3月・・この季節は年度末を迎える企業も多く、いわゆるマンションや
自動車、ゴルフ会員権やリゾートクラブ系など、様々な営業電話がかかって
くるんだけれど、今回はどうもおかしい。だってかかってくる番号が
北海道の市外局番なんだもんw。もちろんうちの自宅電話番号を知っている
北海道の知り合いなど1人も居はしない。

ということで

かかってくる番号をGoogle検索してみた。

そしたら・・出るわ出るわ。ここ数年、携帯・固定を問わず「ワン切り」
してくる電話番号としての情報がたくさんヒットしたのだ。

その番号、晒します。コレ↓

0166-30-2202

ちなみに色々情報掲載してたサイトもご紹介。コチラ↓

・「0166302202」で検索したGoogleの検索結果がコチラ
・検索結果のうち「ワン切り情報検索」がコチラ
・検索結果のうち一般の方がブログ掲載した情報がコチラ
・検索結果のうちもうひとつ、一般の方のブログがコチラ
 
もうね、最悪ですわ。
一体どこからリストを手に入れたのやら。

上記各リンクをご覧になれば判りますが、この業者(と思われます)は
北海道旭川の市外局番からはじまる電話番号を連番で3つ操り、着信拒否
処理をしてもすぐ別の番号からかけてくるという狡猾な手段を採っています。


目的が判らないし、なんかムカつきますね。
おそらくこちらが電話を掛け直すと、そのデータを元にして架空請求なんかを
するのかもしれないけど。

架空請求と言えばチンピラ系のシノギとして有名ですが、アノ人たちも
年度末で売上確保に大変ってことかい?w

この件についてはちょっと興味がムクムクと盛り上がってきたので

幾つか手を廻してみたいと思います。

何か動きが出たら、またこのブログでご報告しますね。

皆さんもお気をつけ下さい。
 

テーマ:今日、気になったネタ - ジャンル:ニュース

<読売新聞ニュースより転載>↓******************************

「あるある」孫請け制作費、10年間で半減

3月10日3時3分配信 読売新聞

 番組制作会社で構成する全日本テレビ番組製作社連盟(ATP、工藤英博理事長)は9日、関西テレビの「発掘!あるある大事典2」捏造(ねつぞう)問題について、加盟88社を対象に行った緊急アンケート調査の結果を公表し、同番組の孫請け制作費は、過去10年間で半減していたことを明らかにした。

 調査は先月14〜20日に実施。局側との契約実態や今回の問題について尋ね、62社から回答があった。

 この中で、1次下請け会社である日本テレワーク(東京都)から再発注を受けた孫請け会社は、「あるある」の第1シリーズが始まった1996年当時、1本あたり1600万円の制作費が支払われていたが、以後4度にわたって減額されたと証言。今年1月の番組打ち切り直前は、860万円にまで下げられていたという。

*********************************************************

このニュース、一般の方には解り辛いと思いますが
非常に衝撃的なものです。

まず核心に触れる前に「テレビ番組制作のお金の流れ」を簡単に
説明しましょう。

テレビ局(発注元)

番組制作会社(制作請負)

というシンプルな流れと思いきや、さにあらず。
実際は

テレビ局(発注元)

番組制作会社(制作請負)

番組制作会社(制作孫請け)

という流れになることが多いのです。なぜか?
例えば「あるある」は毎週オンエアーされるテレビ番組。
毎月4〜5本の番組を制作しなければなりません。
余程たくさんのスタッフを抱える制作会社で無い限り、
それだけの量の番組を作るのは不可能なんです。

なぜか?

だってね、その会社が売上を向上させてゆくためには
「あるある」だけじゃなく、たくさんの仕事をテレビ局から
請けなければなりません。自社で出来る能力以上の発注を
請けようとします。その結果がこれ。

それだけじゃありません。こういう体質ゆえに、
番組制作の現場ではフツウの業界ではありえないコトがたくさんあります。

考えてみてください。
例えば1本の「あるある」を制作するのに、どれだけの役割が
必要だと思いますか?

・プロデューサー(お金を含めたトータル管理)
・アシスタントプロデューサー(プロデューサーのサポート)
・ディレクター(各現場の監督)
・アシスタントディレクター(上記のサポート)
・構成作家(番組のネタ・流れを企画し文章化します)
・構成アシスタント(上記のサポート)
・リサーチャー(ネタ元を調べたり街頭アンケートを行ったり)
・アルバイト(リサーチするには必須です)
・ロケカメラマン(収録に必要)
・ロケ音声(収録に必要)
・音効
・編集スタッフ
・スタジオ美術スタッフ(スタジオ収録もありますからね)
・スタジオカメラマン
・出演者
・司会者
・CG制作者(ネタ解説によく使われてますよね)
・写真カメラマン(テレビ誌に使われる写真、ありますよね)

大まかですがこんだけの人が必要なんです。しかも1本1本に。
もちろんそれぞれの役割は複数名存在することが大半で、
もちろん全員にギャラが必要です。
上記転載のニュースの「1本あたり1600万円の制作費が860万円に」と
いう件を見て、「そんなに制作費って高いの?!」と思った方は
よく考えてください。これだけの人間のギャラ+行動費+車両費やら
弁当代やら・・これだけあっても足りませんよ?

ここまでご説明すると・・どうして一次請けした制作会社が
孫請けに仕事を出してしまうか、お判りですよね?

テレビ局から仕事を請ける確率を上げるには、「よい番組」を
「安く作れる」ことが必要だからです。
でも、これだけ人件費がかかることが目に見えているわけですから
制作請けする側もリスクが高い=安く請ければ赤字になる可能性も高い。

であれば、
テレビ局から仕事を受け、総制作費をもらい、自分達の利益だけ
トップオフして確定させてしまう。例えば1000万円の制作費が来たら
200〜300万円、悪徳なところなら400万円近くを自分の取り分として
まず先に売上にしてしまうということです。
そして実際の制作は、こういった人気番組の仕事を喉から手が出るほど
欲しがっている弱小制作会社へ、残りのお金で振っちゃう、ってわけです。

孫請けした制作会社は、一次請けの制作会社から振られてきた
安い制作費で何とか黒字を出そうとするわけですから、手間隙をかけて
行動費が出ることは何としてでも抑えたい。
例えば街頭アンケートを実施する場合、「番組的にはこういう流れに
したい」という目標があってアンケートをとっても、実際はそうならない
場合だってあるわけです。そんな時、望ましい結果が出るまでアンケートを
実施してたらいつ終わるか判らないから・・・

ここで「改竄」とか「ウソ」が生まれるわけです。

それにもう一つ。
実際にテレビ番組を作る場合には上記のような多種多様なスタッフが
必要なのですが、実際の制作会社にはそんなにたくさんの人はいません。
どうすると思います?

フリーランスと言われる人を、とりあえずその番組を作っている間だけ
自社の人間として使うわけです。自社の名刺を持たせてね。
フリーランスだけでなく、こういった人材を派遣している会社だって
存在してます。実際「派遣」をするには国から「派遣業務」に関する
お墨付きをもらわないと出来ないのに、そんなこと無視してやっている
ところが無数に存在してます。

最悪でしょ?

ニュースの中にある「制作費が半減した」ということの実体は、どこが
どうしてそうなっていたのかは判りません。
大本のテレビ局が「制作費をもっと安くしろ」といった結果かもしれないし
一次請けのテレワーク社が自分のトップオフ率を高くしたのかもしれないし。

ちなみにテレビ局はどこで儲けるかと言えば、いわゆる「番組スポンサー」。
人気番組で視聴率が高ければ高いほど、その枠を使って自社商品やらを
宣伝したい企業が莫大なお金をテレビ局に払います。
実際はそれを仲介するのがいわゆる「広告代理店」で、彼らもその仲介で
自分達の利益を取ります。

なんかね、テレビの仕事って夢があるように見えて、実はものすごく
アナログで扶養家族の多い(笑)仕事なんですよね。

きちんとしたモノを作るには、時間も手間もお金もかかる。
これ、当たり前です。
それを何とかネグってでも利益追求・利益至上した結果がこうなった気が
して、僕は非常に「イヤな世の中だなあ」と思ったりするわけです。
 

テーマ:気になるニュース - ジャンル:ニュース

 
目覚まし代わりの携帯電話に起こされて
今朝、いつものように目覚めた。

リビングに行って、カーテンを開ける。



青空。

晴れてんなあ。

花粉も絶好調なんだろうなあ。



火曜日からカミさんが社員旅行で海外へ出掛けている。
3LDKは、1人と1匹(猫)には、ちょっと広すぎる。
外は晴れてても、ちょっと寂しいんだよな。

何年か前、こんなようなキモチになったことがあった。
なんだっけ?



・・ああ、そうだ。
会社を辞めたときだ。
・・
・・


音楽プロデューサー人生で、最大のヒットに関わっていた頃。

外部の人達からは羨ましがられ 
何処へ行っても自分の関わった音楽が流れ

でも、その分だけ
いつの間にやら降って湧いた色んな人達は好き勝手なコトを言い始め
世間は世間で次への期待をバケモノのように膨らませ
僕は僕でそれらを無視するにもいなすにも反映させるにも憔悴し

売れれば売れるほど、心を許せる仲間が遠くなっていった。



忙しいのに、金もあるのに、喪失感だけ肥大していた、あの晴れた日。

会社を出て、打ち合わせに行き、

打ち合わせ場所から外へ出た時、もの凄く眩しくて
見上げた時に拡がっていた、青空。


ざけんな。


思わず口にした独り言。
そしてその1週間後、僕は会社を辞めた。


家で散々寝た。
結局のところ逃げたことにしかなっていない自分を認めたくなくて
ただひたすら・・眠りこけた。
音楽ビジネスなんて、もう2度とやらねえ。
でも、こんな歳になって、何が出来るよ?
眠りから覚めれば、頭の中にこびり付いた押し問答が蘇った。


そんな


そんな急転直下で子供じみた人生を生きている自分に
たった1人だけ、ずっと側で変わらずに居る人がいた。


それが、カミさん。


なんだ、イイ話じゃん(笑)。
まあその・・


かなり久しぶりの独身生活状態がどうなるのかなあと思っていたら
思いのほか居心地が悪くて。

結論としてはですね、

青い空を見て
『すんげえ晴れてんなあ』 とか 『花粉凄そうだなあ』 とか

独り言を言ったつもりでも、実はそこにすげえ大事な人が居て
その人に向かって言ってた、ってことなんだよね。


ジョン・レノンが言ってたことって、つまりはこういうことなのかな。


こういうキモチに気付いて
こういうキモチを大切にしなきゃ、と気付く人がもっと増えれば

もうちょっと 素敵な世の中になりそうな気がします。

sky


 

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プロフィール

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Author:mkazuho
MINAMI KAZUHO(南一帆):音楽プロデューサーとは別名義の南一帆(MINAMI KAZUHO)は作詞家としてのペンネーム。最近はプロデュース業が忙しく、ゴースト以外は全然書いてないかも(笑)。代表作は「いま あの風になれ/渡辺直由(花王サクセスCMソング)」「BEHIND YOUR LOVE/湯原麻利絵(テレビ東京・ゲームWAVEエンディングテーマ)」「WHO? HE, WHO?/GUSTY BOMBS(フジテレビ冒冒グラフテーマソング)」などなど。愛煙家だが咥えタバコで歩く人が大嫌い。数年前に前田知洋氏をきっかけにクロースアップマジックに魅せられ、趣味が嵩じた最近は自らプチ・マジシャン中。

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