作詞家・音楽プロデューサーのMINAMI KAZUHOが仕事に関係なく書き綴る音楽と社会批評のブログ。

僕はあまり「シングル」を買う人間ではなくて、昔から断然「アルバム」派です。
なのでPVで「うおっ!これイイ!」と思うとレコード屋(古)に走って、その曲が収録された
アルバムを即お買い上げ。

そんな買い方ばっかりしてきたので、「この曲以外は良くないじゃん!」ということも
多々経験してきたわけですw

今回も80年代洋楽ですが、この経験を前向きに活かしまして

『このアーティスト、この曲だけ好きだった』BEST5

と題してご紹介したいと思います。

もうね、一気に第5位〜第1位までご覧下さいw コチラ!↓


●#5
Lawyers In Love / Jackson Browne




<一言コメント>
高校生の時、初めてこのPVを見るまでジャクソン・ブラウンのことを知らなかった。
てっきりこういうテイストのアーティストなんだと思い込んでアルバムを買い玉砕(笑)。
しかしこの曲は未だに大好きなんですよね。PVも面白いし。
弁護士たちが飛行機から降りてきて踊るシーンなんだけど、日本のJ-POPアーティストが
思いっきりこれをパクっていたPVを見たことあるなあ。誰だっけ?


●#4
Burning Down The House / Talking Heads




<一言コメント>
ジャクソン・ブラウン同様、トーキング・ヘッズもこのPVで存在を初めて知った。
あらかじめ撮影しておいた写真や動画をいろんなものに照射してさらにそれを撮影すると
いう手法はいま見ても実に面白いし、使い方のセンスがいいよね。


●#3
99 Luftballoons / Nena



<一言コメント>
これはもうヤラれたなあ。アルバムが全然面白くなくて(笑)。
この曲はいま聴いてもチープさがすごく心地良いよね。アルバムの他の曲は正直・・・
チープなだけだったけど。


●#2
West End Girls / Pet Shop Boys



<一言コメント>
当時アルバムを全部聴いたあとに「だ、騙された・・・」と独り言を吐いたのを未だに
覚えてるぐらい(笑)逆の意味で衝撃的でした。確かこの二人ってデビュー前に
CM関係の音楽仕事をしていて、キャッチーなサウンド作りで定評があったそうなんです。
ちなみにボーカルの方は売れてすぐに「僕、ゲイです」ってカミングアウトしましたね。


●#1
Luka / Suzanne Vega



<一言コメント>
この曲はね・・・もう今でもずーっとずーっと愛してます。いいメロディ、いい歌詞、
いい歌い方、いいアレンジ。女性ボーカルものの珠玉の一つです。
こんなにもかわいさを内包したボーカルなのに、歌っているのは幼児虐待のこと。
衝撃的でしたねー・・・
PVの中でのスザンヌ・ヴェガはおかっぱみたいに前髪を揃えていて固いイメージですが
アルバムの表1の写真ではとってもかわいい感じなんです。
アルバム1曲目は完全なアカペラの曲(当時日本のCMにも使われました)、そして
2曲目がこのルカ。
今でもたまにこのアルバムを聴くのですが、3曲目以降は聴きませんねえ。。

ということで勝手なランキングでした。
どれもイイ曲ですよね、ホント。

もし他の曲も含めてこれらのアーティストが好きだった方、本当にゴメンナサイ(笑)

 

テーマ:プロモーションビデオ - ジャンル:音楽

80年代って異ジャンルのミュージシャン同士が一つの音楽を介してコラボレーションする
ことが大流行した時代でもありました。こういう動きは以前からも「セッション」という形で
欧米では行われていたんだけれど、それが商品化されて爆発的ヒットに結びつくという意味では
やはり80年代がいちばん派手。

コラボにもいろんな形があって、音楽的に似たもの同士で組むもの、まったく異なる音楽性を
持ったミュージシャン同士でおこなうものの2種類が基本だけれど、カバー曲を使う場合もあれば
お互いのいいところを持ち寄ってオリジナル曲を作る場合もあったし、コラボを通じて初めて
そのミュージシャンが実は高い音楽性を持っていることが証明されたりすることもあった。
今回はそんな「コラボもの」の中で僕が特に好きだったバンドをご紹介します。

『The Power Station』!!

1985年にファーストアルバム「The Power Station」が発売されたのですが・・・
もうね、メチャメチャかっこよかった!
メンバーは、まずこのユニットの発起人であったDuran DuranのJohn Taylor(bass)、そして
Duran Duranではビジュアル的にも音楽的にも活躍出来ず、専門家の間で「あいつ、本当は
ギターまともに弾けないんじゃ?」とまで言われていたAndy Taylor(guitar)。AndyはDuranの
世界的成功の裏で自分が活躍できないストレスを抱えており、ずっと憧れていたRobert Palmer
(後述)とのユニットを夢見ていたと言います。
この2人が中心になり、おしゃれなファンク/ソウルサウンドの重鎮・ChicのTony Thompson
(drums)、白人ソウルボーカリストでどちらかと言えば玄人好みのアーティストと評されていた
Robert Palmer(vocal)を入れた4人で結成。トータルのサウンド・プロデュースにはJohn Taylor
がずっと憧れていたというChicのベーシスト・Bernard Edwardsを起用。

彼らのレコーディングはNYの「POWER STATION STUDIO」でおこなわれ、ここからユニット名
が付けられたようです。意外と安易だな(笑)。

当時「アイドルバンド」としての認識しかされていなかったDuran Duran主導で作られたバンド、
当然のことながら「Chic寄りのおしゃれな音になるのでは?」と予想されていたのですが、
出来上がったサウンドは強烈なパワーを感じさせる重厚かつグルーヴ感満載のファンクロック!
このバンドサウンドの仕掛け人はDuran DuranのJohn Taylorだったと言われています。

JohnはそもそもDuran Duran加入前はパンクバンドに在籍しており、Duran結成時のコンセプト
はもともと「ChicとSex Pistolsとハードロックの混合」だったそうです。ところがDuranはその後
ビジュアル戦略重視のダンサブルPOPSへ進んだわけですが、JohnはPower Stationで
このDuran Duranで実現できなかったサウンドを目指したいと、プロデューサーのBernardに
依頼したそうです。

もともと1回こっきりの企画モノとして発売されたアルバムがワールドワイドヒットとなってしまい、
その後はメンバーチェンジなどを経つつやったりやらなかったりの中途半端なバンドでしたが
最初に出てきた時の煌きが凄かったのですよ、ホント。
ちなみにギターのAndy TaylorはこのTHE POWER STATIONでの活躍ですっかり評価が
変わり自信もついてしまったのかこの後Duran Duranを脱退。ソロデビューとなったアルバムも
スマッシュヒットとなるなど、すっかりロックギタリストになりました。
昨年のDuran再結成ではきちんと加わっていましたが。

さてここで残念なお知らせ。
このバンドに関わった方たちのうち、実はDuranメンバー2人以外は亡くなってしまいました・・・

プロデューサーのBernard Edwardsは1996年に逝去。
ヴォーカルのRobert Palmer、そしてドラムのTony Thompsonは2003年。
・・・切ないなあ・・・
僕自身、昔はドラムを叩いていて、Tony Thompsonのスタイルは大好きでした。。

そんな意味も含めまして1曲、彼らのファーストシングルをご紹介しますね。

●Some Like It Hot / The Power Station




素晴らしい音楽で心を躍らせてくれた、今は亡き偉大なミュージシャン達に合掌・・・ 
僕は、彼らの生み出してくれた音楽に出会ったおかげで、いまここにいます。
ありがとう。


テーマ:YouTube動画 - ジャンル:音楽

僕が高校生〜大学生を過ごしていた80年代はPV、つまりミュージッククリップ全盛期。
アメリカではMTVが24時間ミュージッククリップを流しまくっていた。

僕は高校2年生のときにホームステイで初めてアメリカへ長期滞在したんだけど
MTVには驚いた。こんな楽しい番組があっていいのか!!ってね。
その頃の日本にはPVを流す番組って週1オンエアーの「ベストヒットUSA」ぐらいしか無かった
し、今のようにCSやケーブルTVなんかも無かったからね。思えば携帯電話もまだ無かったよ
なあ(笑)。

それまで音楽はラジオやテレビからヒットが出ていたのだけれど、PVをオンエアーする番組が
増えると同時に、ヒット・アーティストも少しずつ様変わりしていった。つまりビジュアルを売りに
するアーティストなんかが増えてきたんだね。僕が高校に入ったあたりなんかでは「ニュー・
ロマンティックス」と呼ばれるムーブメントがあって、DURAN DURANやKAJAGOOGOO、
JAPANといった「ビジュアル重視」のバンドも数多く登場して、アイドル的に注目された。

こんなことをキッカケにして、PVにチカラを入れることが当時の主流になった。特に新人は
PVでもの凄いインパクトのあるものを作ることで、注目されやすくもなるしね。

そして80年代半ばに出てきたのがA-HA。デビューシングル「TAKE ON ME」のPVは斬新で
実写で撮影した動画を元にして手描きスケッチを起こし、それを再び実写に組み合わせるという
なんとも手間のかかったPVを作ったんだけれど、それはそれは・・・斬新でカッコよかった。
これがそのPV↓




この「TAKE ON ME」、実は面白い話がある。
僕らが知っているこの曲は実は「セカンド・ヴァージョン」。つまりこの前に違うアレンジが
施された「ファースト・ヴァージョン」があるんです。

ファースト・ヴァージョンはトニー・マンスフィールドがプロデュースしたもので、A-HAの母国
ノルウェーではヒットしたもののワールドワイドヒットには結びつかなかった。これが1984年
のこと。

翌年1985年にアラン・ターニーがこれをリアレンジしたのが大ヒットした「TAKE ON ME」。
もちろんこのPVによるチカラも大きかったけれど、非常に新鮮で清潔感があって、まさに
「新時代のアーティスト誕生」って感じだったなあ。

A-HAはその後あまり大したヒットには恵まれず、94年にはバンド活動を休止してそれぞれが
ソロ活動を開始。ちなみにキーボードのマグネ・フルホルメンはこの間に画家・彫刻家としても
かなり名をはせてしまってるんですが、98年におこなわれた「ノーベル平和賞記念コンサート」
をきっかけにA-HAを再結成。2000年発売のアルバムはヨーロッパ各国でプラチナアルバムを
獲得しているし、今年2006年1月リリースのアルバムはUKチャートでトップ10入り。
はじめはビジュアルメインで売り出したけれど、約20年経ってもきちんとやれるだけの才能、
そして努力するこころを持ってたんだね、A-HAって。

ちなみに昔のものですが、僕が「TAKE ON ME」以外で好きだった、当時の彼らのPVを
ご紹介します。まずはこれ↓。TAKE ON MEを収録しているのと同じアルバムに入ってます。
っていうか、この曲のタイトルがアルバムタイトルでもあるんだけど、とても美しく素晴らしい
PVなので、ぜひ最後まで見てください。

●HUNTING HIGH AND LOW  /  A-HA





そしてもう1曲。
これは88年にリリースされた3枚目のアルバムに収められた、やはりタイトル・チューン。
北欧出身の彼らだからこそよりリアルに感じる清潔感がステキな曲なんですが、なぜあまり
売れなかったかはPVを観れば一目瞭然。なんかね、ノーアイデアで作っちゃった感じです。
PVさえもう少しちゃんとカッコよく作ってれば、もう少し売れたと思うんだけどな。

●STAY ON THESE ROADS  /  A-HA



というわけでA-HAでした。
たまに聴くといいな、やっぱり。うん。
こういうバンドって風土的に日本からは出てこないのかな。沖縄もがんばってることだし
そろそろ北海道からもスゲエのが出てきて欲しいよね。


テーマ:YouTube動画 - ジャンル:音楽

☆このページ、YOUTUBEからのリンクをたくさん貼っていますので、初めて見る場合は表示に2〜3分かかる場合があります。ご了承ください♪

アメブロでやっていたブログ「なんか可笑しくない?」ですが機能的に
使いづらいことも多々あり、こちらに引越してきました。
これからもどうぞよろしくです♪

早速ですが「YOUTUBE」。
著作権などの問題は多々ありますが楽しいことには間違いないんだよね。
特に、昔好きだった音楽PVを見たい!なんて時には非常に有効で、これって却って
音楽業界にはイイ影響を与えてくれると思うんだけどなあ。新作がYOUTUBEにアップ
されちゃうのは確かに問題だけどね。

ということで今日はYOUTUBEを大っぴらにアップ出来るFC2に移籍してきた記念ということで

超私的!

『あの素晴らしい“一発屋”をもう一度♪』


をランキング形式でお送りしたいと思います。パチパチパチ♪

あ、ちなみにこのランキング
80年代洋楽だし「ベストヒットUSA」を観てたぐらいの人じゃないと楽しめないので
若者にはツライからね(笑)。

それでは早速
第5位!!ジャカジャン♪

Limahl / Never Ending Story



ということでリマール。彼はソロになる前はバンド「Kajagoogoo」のボーカルとして
「TOO SHY(邦題:“君はTOO SHY”)」などのヒットを出していましたから厳密には
一発屋ではないんですが、この「Never Ending Story」のワールドワイドヒットの後に
ぱったりと姿を見なくなったこともあって、そんなイメージがあるのも事実。
ファンタジー感溢れる同名タイトルの映画のテーマソングでしたが、今見てもやっぱり
「ファンタジーとは程遠いブサイクのオンパレード」な気がするのは僕だけですか?(笑)
リマールのヘアスタイルもなんか・・輸入モノ生活雑貨屋さんによく置いてある
食器洗いみたいだしなあ。。





それでは続いて
第4位!!ジャカジャン♪

Rick Astley / Never Gonna Give You Up



まあしかしこの声は独特ですよね。当時もよく「コイツ本当は何歳なんだ」なんて
言われてましたが(笑)。
この人もこの次にリリースした「Together Forever」がこれまた売れましたので
一発屋ではないのですが何故か「一発屋イメージ」が拭えないお方です。そういえば
「Together〜」の時には国内でも三ツ矢サイダーのCMに本人が出演もしてましたっけ。
最近はどうしてるの?と言いますと・・
実は昨年2005年にリリースしたアルバムはUKチャートではイイとこまで来て、復活!なんて言われています。





それでは続けて
第3位!!ジャカジャン♪

Falco / Rock Me Amadeus



こりゃもう王道の一発屋さんです!でも今見てもカッコイイ。
ちなみにファルコについてはちょっと残念なお知らせが。
実は1998年2月に、移住したドミニカ共和国内での自動車事故でお亡くなりになっています。。

彼はオーストリア人ミュージシャンで、ワールドワイドヒットはこの1曲だけだったのですが
自国では安定してヒットを連発していたそう。96年にドミニカ共和国へ移住したそうですが
・・非常に残念ですね。
ちなみにこの曲「ロック・ミー・アマデウス」でラップ的な部分がありますが、これは
英語とドイツ語を巧みに組み合わせたものなんだそうな。合掌。。





それではいよいよ
第2位!!ジャカジャン♪

Taco / Putting On The Ritz



すげえ!イイ!キモイよ!TACO!(笑)
邦題は「リッツの熱い夜」でしたねー確か。昔「ベストヒットUSA」でこのPVを初めて
見たときは、そりゃもう衝撃的でした・・当時も「あの顔スゲエ」ってほうが話題でしたねえ。
しかし今になってみるとザ・スタイルカウンシルのミック・タルボットに似てない?
ちなみにミック・タルボットはこちら↓。ピアノ弾いてるほうね。



ん〜、スタカンもカッコイイよね♪



さ〜て、ここまで来るとなかなか1位はムズカシイな(爆)。
実はTACOを1位にしようと思ってたんだけど、ヒットしたのに意外と記憶してる人が
少ないんだよね、タコ。





それでは独断で贈る
第1位!!ジャカジャ〜ン♪

Berlin / Take My Breath Away



映画「TOPGUN(邦題:“トップガン”)」のテーマで、邦題は「愛は吐息のように」。
ベルリン自体はカリフォルニアから出てきた、正真正銘、アメリカのバンド。この曲の大ヒット以前も以後もま〜ったくヒットしなかった完璧な一発屋さん。
それどころかバンド活動をその後も続けていたのかも不明なんですね。まあ・・
1曲ワールドワイドヒット出しちゃったら・・満足しちゃうかもなあ、確かに。

ということで、次回は「超私的・このPVが好きだあ!」でもやってみようかな。

では、また。
 

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プロフィール

mkazuho

Author:mkazuho
MINAMI KAZUHO(南一帆):音楽プロデューサーとは別名義の南一帆(MINAMI KAZUHO)は作詞家としてのペンネーム。最近はプロデュース業が忙しく、ゴースト以外は全然書いてないかも(笑)。代表作は「いま あの風になれ/渡辺直由(花王サクセスCMソング)」「BEHIND YOUR LOVE/湯原麻利絵(テレビ東京・ゲームWAVEエンディングテーマ)」「WHO? HE, WHO?/GUSTY BOMBS(フジテレビ冒冒グラフテーマソング)」などなど。愛煙家だが咥えタバコで歩く人が大嫌い。数年前に前田知洋氏をきっかけにクロースアップマジックに魅せられ、趣味が嵩じた最近は自らプチ・マジシャン中。

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